〜Grow me!〜


 午後の陽気が差し込む執務室で三ヶ月に一度の強制でやっている報告書を提出し 上司であるロイ・マスタングが確認をしている。

最初こそお互い悪口の応酬だったが次第に静かになり横目で提出した主で恋人でもあるエドワードをみてみると疲れが今になってきたのか薄目を開けてソファーの中に沈みこみまどろみその内に寝入ってしまいそうだ。

 今手元にある報告書も汽車の中で慌てて書いたのだろう書きなぐったような筆跡だが辻褄も内容もしっかりしており到底10代の子供が書いたのと思わない知識ばかりで普通の人間なら圧倒されるだろう。

 だが、ロイを含め彼らは錬金術師であった。

 

 

 (あぁ〜あ、とうとう寝てしまったな)

エドは時計の振り子のように首を揺らしていたが自分にいい体勢で本格的に寝入ってしまった。こうなってはどんな事があってもしばらく起きないどころかもしも起きてもかなりの不機嫌で不満を当り散らすだろう。
(仕方ない・・・)

「寝顔を見られるのは悪くはないしこの分だと書き直しは無いだろう」

コレを書くのはそんなに困難では無いが彼らの都合の方でゆっくりしてないんだろうだったら起きるまで寝かせてやればいい。

 

そうつぶやくとエドの報告書に再度目を通していった。

 




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