〜Grow me!〜
一応は起こそうとしたんだからいいよな?
エドは両手を広げてロイの背中がっしりとしがみ付いた
うわっうわぁあ〜!!結構広くてコイツの匂いがする
頬で感じるぬくもりはさっきまで手で感じていたどころでなく温かくて胸の中がいっぱいになって溢れそうな思いがしてたまらない。
「は〜が〜ね〜のぉ〜?私はどこにもいかないよ」
「えっ!!!」
絶句して捕まえていた両手を離し驚きからか直立不動になってしまっている
「いっいつ・・・っ!いつおきっ・・」
口から心臓が飛び出そうなぐらい動揺して言葉がつまってしまうが反対にロイの顔は満円の笑顔で喜んでいる
「「アルはもう宿だろうな」からだよ?」
「って最初からじゃん!」
「子猫の悪戯にしては大胆だね?」
「誰がだ!!」
ついカチンときた時に両手を振り上げてると腕をつかまれてしまいそのまま力ずくで
ロイの懐に抱きよせられてしまった。
「こうしてるとい君はあったかいな」
恥ずかしくてたまらなくて声さえも出なくて頭の中から沸騰しそうなほどになっているこんな事されるなんて、思ってもみなかった
耳元で呟いている声さえも理解できない緊張していたが、ロイが弄るように背中に腕を延ばしいよいよ抜け出られないぐらいからまった時は遅く、どう自力であがいても離れられなくなってしまっている。
「息苦しいから離せよ!」
「駄目だ折角久しぶりに会えた恋人なんだから熱い抱擁を交わしたっていいだろう?」
「なっ・・・・そっそんな恥ずかしい事言うな!」
改めてこんな状態で言われるとどうしたらいいのか困ってしまう。
「ムードがないねぇ、君は」
「男同士にムードなんかいらねぇよ」
「男じゃなく恋人同士だよ?」
こっ恋人だとおぉぉぉ・・・・・・・!?
こいつには羞恥心っつーもんがないのか?
「こんなに照れてるい君は可愛くてたまらないね」
「・・・だから男なのにかわいいのは余分だっつーの!」
ったくああいえばこういう!
なんで俺、こんなヤツ好きなんだよ
「ところで背中を触ったり抱きついたりして今日はどうしたんだね?」
その声は今までと違い甘い言葉ではなくはっと我に返りそうなぐらい驚いた。
「いや・・・その?・・・えっと・・・・・・」
「別に悪い事していた訳じゃないから咎めたりはしないが・・・・・気になって」
そうだろうなぁ・・・いくらなんでも寝ているやつにこんな事はしないよな
「えっと・・・・みてると・・・・こう」
「うん?こう?」
エドに続き促すようにロイも言葉を続ける
「背中が・・広いなっとか・・・・・・思って」
「そうか、君も成長して大きくなれば背も高くなるだろう」
「・・・・『だろう』はよぶんだっつーの!」
まるでこれ以上成長せずに年をとるような言い方に腹がたつ
「くそぅ!アンタよりもでかくなってみるからな!」
「それは、それは、大いに期待しているよ」
返事もまるでありえないだろうという意味を含んでいるからまた余計に頭にくる
「で、『っとか』って事は他にも何を考えているのかな?」
「うぅっ!・・・・・・言わないと駄目?」
くそ余計なあげあしばかりとりやがって
「駄目。言わないと離さないね」
離さないなんてココで暴れたらコイツのことだからもっと変な事ばかりしそうだ。見えないけどきっと顔は笑っているのだろう子ども扱いされそうな年齢だけどコイツだけにはそんな扱いをされたくない
なぜか悔しい気分になってしまう。
「背中見ていると・・・・・・・・・なんで俺なんだろって思って・・・・・・
この間口説かれたことを思い出していたんだ」
「ふぅ〜ん?」
味気ない返事でかえされて内心何考えてるんだろうと思った。
すると今度は抱きしめていた腕を緩めて顔と顔が近づきそうなぐらいの距離をとるとロイが喋り始めた
「まだまだ実感が無いだろうが、私は君が好きだ」
吸い込まれそうなくらいのロイの目は今まで見たことがないぐらいに和らげな黒が広がっている。
「君じゃないと駄目だって言ってもわからないだろうけど」
こんな事今言っていいのかわからないけどぬぐい捨てられない不安をぶつけてみた
「俺、他の女みたいに捨てられるんじゃ・・・」
「何言っているんだ、私はそん薄情じゃない・・・君と一緒に居ると安心できるホッとできるんだ・・・
ってのは理由なるかな?」
必死なのか肩を掴んでる手に力が入る
(ああ、コイツ俺に対して本気なんだ。)
こんな言い方しかできない自分がなんだか嫌な人間に思えてしまう。だけど『一緒にいて安心できる』ってのは同じだ。
「俺も、大佐といると・・・・ホッとするけどこんなもん?」
首をかしげながらいうと大佐はニッコリ笑った。
「ブッ!あははっはははっははははははは」
「なにがおかしいのかね?」
だ、だめだ!腹にくる!!
「こっ・・・あはははっこんなガキに何、真剣になってんだよあはっはははははは」
苦笑いをした後大佐も一緒に笑った
「ははははっ君ってコは・・・・・」
情けない顔をした大佐は笑った。俺らの関係ってこうして一緒に笑って隣に居ればいいなって言うと大佐も賛成してくれた。