〜Grow me!〜
随分しつこく笑ったせいか腹も痛くてたまらなくなってしまいいつまでも終わらないでいると大佐が呆れてしまっていた。
「ほら、もういいだろう?」
「だっ・・・めだってば!ははっはっははははっあははははは」
一旦考えた素振りをし、不意にまた抱き寄せられて一瞬唇に何かが触れる。
「お仕置きだよ?」
今度は笑い事ではなくパニックが再来していた。
え!?・・・・・・・・・・・ちょっとなんだって?
「ファーストキス、ご馳走様」
ニッコリ幸せそうに笑うと長い間抱き寄せていた腕を離した。
「・・・・・・・・てんめぇ〜!!!するなら言えよ!」
大佐は後ろを向くと笑いながら帰る支度をし始める。
「言ってもさせてくれる君ではないだろう?」
そりゃそうだ。そんな事があったら錬金術使っても全力で阻止するに決まっている。
「卑怯者!変態!ドスケベ!」
いくらなんでもいきなりなんて嫌だ!
「なんとでも言いたまえ私と君は口づ」
「うわわわああああぁぁぁぁぁぁ!!言うな!いうないうなああああぁぁぁぁっ!!!」
帰る支度が済んだのかコートに腕を通して向かい合うと嫌がっているのを楽しんでそうな笑顔をむけてやがる
「・・・こんなのカウントされねーぞ!」
「やれやれ、一体どういうキスがお好みなのかね?」
大佐は全く困っているような顔もしていないまるでガキ扱いをされてるような気分でつい口先を尖がらせてしまう。
「私はどんなバリエショーンにも答えられるよ?意外と君はディープなのが
お好みなのかね?」
「こ、好みとかじゃなくて・・・」
そんなことをいわれても困る。
どうこたえりゃいいんだよ・・・・・・?
エドは黙り込み埒が明かなくなってしまいさっきまでとは違う重い空気が
二人を包み込む。
ロイはため息をつくと頭を掻きながら目を背けると一言、言った。
「でも、まぁ、今はこのままでも君は十分可愛いから今日はコレぐらいで
御飯を食べに行くかね?」
「うん、いく!」
顔をあげるといつもの大佐の笑顔がそこにはありいつもの調子で返事ができた。
「でも、もう下心はないよな?」
一応は警戒して後ろにたじろいでみせると
「今日はキスが出来たんだからもう何もしないと誓うよ」
「うぅっ・・・じゃ今日の事と晩飯とで等価交換だぜ?」
「うむ、君がそう言うならするが?」
大佐は扉に向かって歩き出す。
「じゃさ、クィーンエリザベスって凄く綺麗なレストラン?あそこで食べた飯がうまくてさ!ソコなら許してやる!」
俺も大佐の後ろについて歩き出す。
「・・・君ね・・・・・・遠慮って言葉を知らないのかね?
「アンタに言われてくねぇな!そこじゃないと俺今回の事は許さないし中尉にも言いつけるぜ?」
「あそこは予約が必要なのだよ、今日は別にしてくれないか・・・・」
「じゃどこがいいんだよ?大佐ん家だと何かされそうだから嫌だかんな!」
「・・・・・・・ばれたか」
もう少しで大佐の横に並べそうな距離まで近づく広くて暖かい背中までもう少しで触れそうだ。
「未成年に何する気だよアンタ・・・妥協してローズってとこは?」
後、二歩で並びそう
「クィーンエリザベスよりも高いじゃないか・・・・・君のご機嫌が治るなら
ソレもいいだろう。」
もう少し・・・・・・
「うん、決まり!」
並んだ!
大佐の顔を見て笑うと執務室を勢いよく出て行き廊下にへと駆け出して行く
「門で待ってるから早くこいよな!」
胸の中で何かが踊っているような気分でドキドキが止まらない。こんなにも浮き足たってしまうのは『恋』とかいうやつなのか?
でも、何でもいいや。大佐と一緒なら、いいや!
「・・・・行ってしまったか・・・・・・・」
全く慌しいと言うべきか、喜怒哀楽がはっきりしていると言うか。君と行く予定で店も全てリサーチして『クィーンエリザベス』を予約済みなのだ。急いでも逃げたりしないよ。
まだまだ君は子供で恋愛も知らなければナニも知らない。
「知らなくて結構、私が一から育てよう」
そう、はじめにキスの甘さから憶えさせてから自慰の仕方を執務室で教えて口での仕方もされる快感も体に嫌と言うほど仕込んでからゆっくり焦らすように抱いてあげるよう。
その頃にはきっと君は私のSEXの虜になっている
「どんな顔で鳴いて悦ぶのか・・・今から楽しみだよ」
部屋の電気を落としドアノブに手をかけてほくそ笑むと暗い執務室を後にして思う。
―――近い未来、
君を陥落させてから私好みのエドワードに育ててあげよう―――